ハーブ農園カレンダァ:5月

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2004年

’04)5・4

《春の息吹》

 ハーブが冬とは見違える姿に変身したので驚くと共に春の太陽の偉大さに感激しています。ハーブ栽培に成功して二度目の春ですが例年以上に季節の移り変わりを感じ春の陽をハーブと一緒に堪能しています。
 冬の間の侘しい姿とは打って変わって元気が漲る葉と色艶はまるで別種の趣があります。葉の大きさはもちろん、草丈もこの2,3週間でぐんぐん伸び頼もしい限りです。
 ところで”新玉葱”は美味しいですネ。新も年越しも玉葱は皆一緒と関心も無かったのですが、豆腐にたま々安売りで買ってしまった”新玉葱”をスライスし鰹節と醤油を掛けたシンプル料理に今ハマッテいます(これが甘くて美味しい!)。
 いよいよ春の到来だと思っていたらいきなり初夏のような陽気です。我が農園の”スペアミント”もグングン生長し目、舌はもちろん鼻にも嬉しい贈り物を運んでくれます。
 冬の間は小さな葉でしかも頼りない香りでしたが、春の力はプランタァを綺麗な緑の新芽で一杯にしてしまいました。
 現在はこの”スペアミント”が農園の希望の星で温野菜サラダのマヨネーズ・ドレッシングや卵焼きの風味付けに孤軍奮闘の状態です。
 そして嬉しいことに初期に刈り取った株からは写真のような新たな脇芽を見つけました。
 一本から新たな株が二本出るなんて危ない核融合炉より賢い自然の創造力には驚くばかりです。

 ※名前だけかと思っていた”レモンバーム”も春に出てきた新葉から微かですが柑橘系の爽やかな香りがするようで安心すると同時に今後に期待大です。
れは”青しそ”の間引きされた新芽です。もう既に一人前に”しそ”の香りがするのには感激しました。
 もちろん、この後「冷奴」の上に載せられ、その親しみのある香りで夏の風情を満喫して胃袋に直行したのは言うまでもないと思います。

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’04)5・10

《春を舌で楽しむ》

春の声が聞こえるのでしょう。4月にタネをまいた”バジル”、”青じそ”も本葉が美しい姿で現れ始めました。
 また、冬を命からがら生き延びた我がヴェランダ・プロヴァンス農園のハーブたちも少しずつ収穫が出来るようになりました。
 今回は”スペアミント”を使った「ハーブ・バタァ」(見え張ってます。本当はマーガリン)です。
 刻んだハーブを練りこんだだけのお手軽利用ですが、トーストに塗ると爽やかな香りが広がり値千金です。

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’04)5・14

《ヴェランダ・プロヴァンスの休日:問題児と新顔》

 皆さん。高い石油で地球温暖化に協力してますか?私は2月からの”モーダル・シフト”(バイク→電動アシスト自転車)で石油の消費削減と健康増進でヒッピ−・ライフの王道を爆走中です。
 また、5月にはいり晴れれば初夏のような陽気で農作業には絶好の時候となりました。そこでモダン・ヒッピ−としてはこれも外せないもう一つの柱:「バック・ツュ・ザ・ネェチャ」としてヴェランダ・ハーブ農園も本格的に楽しんでいます。
 度重なる失敗を省みず去年、3種類のハーブで始めて”バジル”だけ成功した3割ハーブ栽培(最終的には5種類に挑戦し2割まで成績が降下)ですが、今年はニュー・フェイスとして日本のハーブ”青じそ”を増やしました。
 そして現在は指の数では足りない失敗経験を忘れて大胆にも秋の種まきから始めた多年草のハーブを含め”青じそ”など5種類に増えました。
問題児”レモンバーム”
 初冬にはレモンの香りで楽しませてくれたのも「今は昔」です。最近、葉の色だけは写真のように100%春の陽を楽しんで美しい黄緑色に輝いています。
 しかし、香りは葉の色と反比例で”レモンバーム”という名前が詐欺ではと疑いたくなるほどです。初冬のホープは今や我が農園の「問題児」です。
 問題がもう一つ、我が農園の”レモンバーム”の香りの程度を比較する対象がないことです。”レモンバーム”は住宅の花壇やグリーン・SHOP、園芸店でも見かけないマイノリティなので途方に暮れています。
 解説書やインターネットでも調べているのですが、打つ手が見つからず少し「育児ノイローゼ」みたいでイライラが募っています。
 −ハーブが可哀相

 ”レモンバーム”は去年の秋に思いつきで栽培した為、あるだけの土を使って種まきをしました。
 しかし、葉が茂るに従い土の量があまりに少ないのが気になり、この季節は植え替えの時期とのことですのでこの日曜日に6aほど土を増やしました。
 その結果が左のプランタァの写真です。しかし、6a土を入れてこれですから冬の”レモンバーム”は可哀相なことに少ない表土にしがみついていた「荒地のハーブ」状態だったのです。
 ※問題の香りはこれが原因ではないと思うのですが。もし、土の量が原因ならこれで問題解決です。
今年の新人”青じそ”です。夏に向かって「冷奴」、「お蕎麦」などの薬味として大活躍を期待する<日本のハーブ>です。
 まだ、一回目の間引きが終わっただけですが、この写真の”青じそ”の葉っぱで2aまで育ちました。
 今週末には2回目の間引きを計画中で写っている”芽じそ”を楽しもうと思っています。

追伸
 今となっては何度挑戦しても失敗ばかりしていたのが嘘のようです。美味しいパスタを食べたくて挑戦した”バジル”の失敗も2度や3度ではありません。
 これからはスペースが許せば栽培する”ハーブ”を毎年1品種づつ増やす事を考えています。

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’04)5・21

通信:”スペアミント”:挿し芽
最近は水やり作業も天気に取られやることがない。こうなると年齢に関係なくやらなくてもよい事をやるようです。
 今回の哀れな犠牲者は”スペアミント”です。
 この”スペアミント”は生きる場所を求めプランタァからはみ出して伸びたところを茎を切られ、下葉を取り除かれたました。(写真・左)
 そして、新天地で生活を始めました。(写真・右)
 ミント系は子沢山なようで間に合わせで始めたプランタァが春のべビィラッシュで手狭になってきました。天気が安定したらより広いプランタァへの引越しを計画しています。

 来週中には私が天使か悪魔のどちらか判明すると思います。
  −バジルの近況−

 先月、タネをまいた”バジル”が草丈8aに伸び(他の6株は半分の4aほどですが)あと数週間で今年も美味しいパスタが楽しめそうです。
 4月のチャリンコ・ツーリングの時にグリーンSHOPで見かけた”バジル”の立派な姿に何度も溜息をついていましたが、最近は我が農園の”バジル”を思い浮かべ密かに微笑んでいます。
 ”バジル”は記念すべき初めてのハーブですから、ハーブ農園を維持する限り毎年育てようと決めています。
−農園通信−
 去年、”バジル”で初めて成功した”ハーブ栽培”ですが(3種類で始め最終的に5種類に挑戦し最終打率2割)、今年は2年目にして他人には失敗を知らない名人のようなにハーブ栽培のウンチクを話しています。
 そんな姿勢ですから他人には聞けない疑問があります。何をやっても巧くいかず失敗続きであった時はハーブ栽培で何をしていたのでしょう(或いは何をしなかったのでしょう。今年も同じ事をしているのですが)。何故、今年の”バジル”は立派なのでしょう?本当に不思議です。
 ところで、香り不足で私の悩みを一手に引き受けている”レモンバーム”ですが、落ち葉や地面の掃除の為に茎や枝を掻き分けると微かに清々しい香りを感じることがあります。こんな些細なことですがハーブを育てなければ絶対味わえ役得ですから嬉しさ一塩です。
 それにしても私にはなんとも頼りない香りの”レモンバーム”ですが虫には充分なのでしょうネ、晴れた朝など仕事の内容はわかりませが時々蜂や虫が出勤して来るのを見かけます。
 虫のについては”出勤”する虫は種類に関係なく歓迎なのですが、”駐在”は気の毒ですが見つけ次第”武力による排除”という処置を取っています。
 しかし、私はアメリカや頭の配線が外れているテロ組織と違い国際法、ジュネーブ条約を遵守しています。最近も”ローズマリィ””バジル”を舞台に油虫と毛虫を相手に毒ガス不使用の長期戦を繰り広げました。
 終わりなき戦いは常に臨戦態勢ですが、手間が掛かっても今後ともこの方針は堅持するつもりです。

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’04)5・27

《新たな挑戦 @:”スペアミント”》
 本音は自信があったのです。しかし、可哀相なことに”スペアミント”の挿し芽は見事に失敗しました。挿し芽後数日で葉が萎れ無残な姿になってしまいました。
 しかし、まだ懲りません。今度は解説書に書いてあった別の方法、水差しで発根に挑戦です。しかも、容器は牛乳パックに写真のような工作を施し再利用品した優れものです。
 3日目です。タネから芽が出るのにも7日〜10日は掛かります。いまのところ葉は萎れず元気ですので今度は希望、大です。
《新たな挑戦 A:”スペアミント”の引越しと”青じそ”の分家》
 5月の天候不順だけが理由ではないのですが、「何かをやりたい!症候群」が収まりません。そして、可哀相な犠牲者が”スペアミント”&”青じそ”に決まりました。
 その作業内容は”スペアミント”の引越しと”青じそ”分家という欲望優先から決定しました。
 ”スペアミント”を選んだ理由の一つが評判です。ミント系ですから好かれるとは思っていましたが、兄弟の間でもこの”スペアミント”が一番好評なようです。
 また、”青じそ”は鉢一つでは少ない気がしていたので丁度、今回空家となったプランタァに分家を作ることにしました。これで夏に爽やかな香りが思う存分楽しめそうです。
 しかし、新たな問題が発生しました。ヴェランダがプランタァで一杯になりこれ以上増やせなくなったのです。いまや我がヴェランダ・プロヴァンスは棚田状態です。
−”スペアミント”の引越し−
 モット食べたいから増やすという単純な理由ですが”スペアミント”の家を広くしました。
 面積は大体の計算ですが3倍になりました。後はお日様と私の腕次第(この点が心配)で収穫量が単純計算で3倍です。

(食欲基準では以前のプランタァは小さ過ぎました)
−”青じそ”の分家を作る−
鉢の”芽じそ”を空家となったプランタァに移植し分家を作りました。
 ”青じそ”は想像しただけでも鼻をくすぐる爽やかな香りが蘇ります。夏に向かって是非とも揃えたいハーブです。
 これで分家プランタァの5株が加わり”和風の夏”への備えは万全です。
(食欲に負け少し密植です)

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’05)5・4

《通信:”バジル”&”セージ”:挫折と挑戦》

 ”バジル”については天候不順(低温)で種まきが遅れ、しかも、ヤット出た新芽は双葉の時に強風に煽られ一株しか残らなないという更なる苦難に見舞われてしまいました。既に5月ですし、今年は見送ろうかと考えていました。
 しかし、最近の好天と何と言っても休耕田は寂しいですから気を取り直して「ダメ元」で再挑戦をしました。
 そして、事のついでに新たに仲間を加えることにしました。そのような訳で昨日(/3)、暑い中”バジル”と一緒に”セージ”の種まきをしました。
 ”セージ”については内緒にしたい間抜けな話があります。と言うのも2ッのプランタァで育てるはずだった”シソ”の一方のプランタァには何時まで待っても芽が顔を出さないのです。種まきを忘れたのでしょう、お陰でプランタァが一つ空家になったのです(未だに一つも発芽せず)。
 新メンバァについては色々考えましたが、ここは計画通りサイモンとガーファンクルの”スカボロ・フェア”に出てくる”セージ”に決定です。これで歌詞のハーブは”パセリ”を除き全て揃うことになります。ところで歌詞に出てくる”パセリ”は”イタリアンパセリ”ですよね。
 最期に小さな声で本音を言えば「少し遅いかな。」というのが正直な気持ちです。しかし、”バジル”&”セージ”の為にもこれが最初で最期のレポートにならないことを願うばかりです。

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’05)5・8

《通信:”セージ”&”タイム”:作業開始》



”タイム”
 予想していた半分の日数しか経っていませんが、3日に種をまいた”セージ”と”バジル”が昨日を芽を出しました。季候も良いのでしょうが、予想以上のペースに驚いています。
 ”タイム”は本葉が4枚ほどになったので初めての間引きと移植を行いました。
 間引きの折、漂う力強い香りが”ローズマリィ”と並ぶレベルでしかも上品なマイルド感に好感が持てました。このハーブは今年の夏には大活躍してくれそうです。
 思えば、”タイム”は去年の台風21号で全滅し、2株の生き残りは今年の初め雑草と間違われて引き抜かれる大災難に見舞われた不幸なハーブです。
 しかし、こうして本葉を見れば雑草とは大違いです。今度は謝罪の意味を込めて大事にしますよ。

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’05)5・14

≪通信:”セージ”:種まき10日≫



”セージ”
 今月の3日に種まきをした”セージ”の本葉が顔を出しました。
 それにしても、驚きの成長スピードです。写真ではスケール感が掴めないでしょうが、既に一番幅が広いところで1a弱と言うところです。
 少し急ぎすぎかもしれませんが、コンテナが30a×10aと小さく成長にも差が出てきた為、5株を残して第一回目の間引きをしました。
 この”セージ”は多年草ですので今後の計画では順調に育てば今年の秋にはより大きなコンテナに引越しをしをと思っています。しかし、それまではこの狭小コンテナで我慢をしてもらうつもりです。
 そして、ゆくゆくは狭い空中農園の有効利用を考えて”セージ”や”タイム”のようにあまり上には成長しない種類は”2階建て農園”かなと思っています。

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’05)5・21

≪通信:”ローズマリィ”風通しは大事≫

 2週間ほど前に風通しを考え”ローズマリィ”の鉢に7aほど土を加え写真(上)の様にしました。
 たかがそれだけのことですが、その後は原因不明だった枯葉の発生がほとんどなくなり解説書のような緑が鮮やかな姿(右)になりました。

 思い起こせば残っていた用土や底石を見て「”ローズマリィ”でも育てようか」という動機も不純でした。
 当然、鉢以外は有り合わせ、少ない用土で窪地のように風通しが悪いのは一目瞭然でした。しかし、所詮は風通しなど一番最後の”出来たら”条件と気にもしませんでした。
 しかし、2年目になるのに相変わらず茶色に変色する葉があまりにも多いため今年度の残り資材で地形改良の土木作業を実施した次第です。
 それにしても、風通しの改善でこれほど効果が現れるとは思いませんでした。解説書をバカにしてはいけないことを実感しました。

追伸
 ”スペアミント”の発根は全て失敗しました。尚悪いことに”スペアミント”だけに「アブラムシ」が大量発生して毒ガス絶対禁止の我が農園は虫殺しに悪戦苦闘の日々です(早く来い々々、天道虫)。

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’05)5・25

≪通信:”タイム”花が咲きました≫

 去年の秋口、種まきをした”タイム”の花が咲きました(写真は【ヴェランダ農園】:栽培品種紹介:参照)。
 台風に耐え雑草と間違われて抜かれる災難を潜り抜けた強運が初夏の季候で報われました。
 しかも、この年越しの”タイム”は未だ3cmほどしか育っていない今年の”タイム”に覆い被さりそうな勢いで地面を匍匐しています。
 既に、今年の分として残した4株の内2株は年越し”タイム”の犠牲になりました。しかし、残りの株は確実な安定成長過程に入ったようなので一安心です。
 ”セージ”の報告もしたいのですが、生えてきた本葉がどう見ても”青じそ”にしか見えないのです。解説書を調べても姿かたちが違い過ぎて大変心配しています。
 そこで、シーズンも終盤であり、ダメ元承知で昨日”セージ”の種まきをしました。
 ”バジル”の成功に気を良くして年々間口を広げた結果、最近のトラブルや問題は私の手に負えなくなってきたようです。

※…”レモンバーム”と”青じそ”の生命力は他のハーブとは桁違いです。新たな芽が出るとほとんどが上記の2種類(これも確信無し)のようです。

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